諦念後―男の老後の大問題

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諦念後―男の老後の大問題

  • 小田嶋 隆【著】
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  • 亜紀書房(2022/12発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750517735
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

《ジイだって、歳を取るのは初めての経験なのだ。許してあげてほしい。》



男の「定年」は「諦念」なのか?

還暦を過ぎた男の気分や期待や虚栄や子供っぽさをオダジマ節で軽快につづったコラム集。



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〈2022年6月、惜しくも亡くなられた小田嶋隆さんの幻の連載を1冊に。〉

「人生で前向きだったことなどは一瞬もない。加えて、人生で継続したことはアルコール依存くらい」

齢60にして、そばを打ったり、ギターに再挑戦したり、ジムに通って逆三の体を手に入れようとしたり、体当たりの取材をこなす……。はたして新しい境地は?



定年後の男の身の持っていき場所、ヒマのつぶし方、諦念と満足などを軽やかに綴るコラム集。

内容説明

「人生で前向きだったことなどは一瞬もない。加えて、人生で継続したことはアルコール依存くらい」―齢60にして、そばを打ったり、ギターに再挑戦したり、ジムに通って逆三の体を手に入れようとしたり、体当たりの取材をこなす…。はたして新しい境地は?定年後の男の身の持っていき場所、ヒマのつぶし方、諦念と満足などを軽やかにつづるコラム集。2022年6月、惜しくも亡くなられた小田嶋隆さんの幻の連載を1冊に。

目次

定年後のオヤジたちは、なぜ「そば打ち」をするのか?
定年男はギターを買ってみた。非モテだった青春時代を取り戻すために。
逆三角形の体の自分になりたくて、スポーツジムに通ってみた。
過去を清算しようと思って、「断捨離」をしてみた。
立派な死に方だったと言われたくて、「終活」をしてみた。
卒業後40年を経て、同窓会に出席してみた。
ひまつぶしのために麻雀を打ってみた。
職人を志して、鎌倉彫をやってみた。
しがらみから逃れられなくて選挙に出てみる。
植物の魅力に目覚め、盆栽をはじめてみた。〔ほか〕

著者等紹介

小田嶋隆[オダジマタカシ]
1956年東京赤羽生まれ。早稲田大学卒業。食品メーカー勤務などを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。2022年、はじめての小説『東京四次元紀行』(イースト・プレス)を刊行、6月24日病気のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

118
作家に定年はないと思ってました。フリーであれ勤労という現役から外れる時期はやってくる。「取材をしない」「文献を読まない」著者が自分に「体当たり取材」をするルポルタージュ。アルコール依存症の「否認の病」と同様、老年の自分を表面上は認めていても決して直視しない。そして「自身の老化に直面しようとしないことこそが、最も深刻な老化である」。そば打ち、ギター演奏、ジム通い、断捨離活動、終活、麻雀、鎌倉彫、選挙活動、盆栽、大学講師、SNSと時間つぶしをやって来て、脳梗塞、がんで終える。まさに著者のリアル人生そのもの。2023/03/30

岡本正行

85
著者は、65歳で逝去。私は、71歳、死ぬ前には、体調不良や病気の重篤化、いろいろあるだろう。そして,この本にあるような様々な環境的、経済的つらいことも、苦しいこともあるだろう。みんな同じ。能天気な人も、神経質な人も、所詮は、みんな自分の性格と考え方、少しぐらいは変わっても、生来的なものは変わらない。男の老後、いろいろな経験と思いがある。それをどのように思い、考え、その後の生き方に反映させるか、いつかはみな老いるし、老いに対して、どう生きていくか、死は、すべての終わり。それでも生きていくのだ。参考になる。2024/08/15

まこみや

50
命日が6月24日だったから、あれからもう1年になるんだなぁ。どこまでも身の丈にあった等身大の視点から、テキの「裸の王様」を指摘して、最後はヒネリを効かせた笑いに着地する。そうそう、そうだった、そうだった。ウーンと唸りつつニヤリとさせられる、鮮やかな職人芸。久し振りにオダジマ節に触れて懐かしさが溢れてきた。『諦念後』が小田嶋隆の遺作ではチトサビシイ。2023/06/30

Shimaneko

17
2018年から19年にかけて、15回にわたり連載されたコラムをまとめたものとのことだが、中盤までのお気楽さと、終盤(脳梗塞で倒れて以降)の「諦念」度合が明らかに異なる。とはいえ、「舐められたら負けだ」(p.198) といういつものパンクな小田嶋節は最後まで変わらず。最終章の、がんでの死に方についての考察は、自分も当事者なので共感しかない。特急券か、ホントにそれだわ。ちなみに未亡人のあとがきについては、ご本人も書いている通り、確かに彼岸の小田嶋氏は噴飯というか憤慨してそうw2023/07/11

TAKA0726

14
定年を諦念とする作者の天の邪鬼的な物事の捉え方が興味深い。老後で大切なのは単純作業に見を投じること。男が年を取ることは自分が積み上げてきた凡庸さと和解すること。挑戦とは軽薄さを恐れないこと。今ここにある現在を直視してそこから派生する未来に正しく対峙すること以上に重要な仕事はない。断捨離のコンセプトの秀逸さは「自己啓発」を含んだ「生き直し」プランとして宣伝したこと。社交型のヒマで困る意味は寂しい、孤立型のヒマを持て余すは退屈。我々の人生で確実なのは過去だけ。機嫌よく病む、ガンの利点は思索の時間を持てること。2023/02/13

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