内容説明
『こどもの部屋のアリス』は、『不思議の国のアリス』の作者であるルイス・キャロルが、14章という物語の構成はかえずに、長さを4分の1にして、子どもたちのためにやさしく書きなおした『アリス』です。ぎゅっとつまった数々のファンタジックな名シーンを、アーティスト清川あさみが、布や糸、ビーズ、スパンコール、そして人形たちを用い、鮮やかに立体的に描き出しました。華やかな舞台上で、つぎつぎと衣装を変えていくアリスも見どころ。新しくて、ぬくもりある、清川版『アリス』の誕生です。
著者等紹介
キャロル,ルイス[キャロル,ルイス] [Carroll,Lewis]
1932年、英国チェシャー州で牧師の長男として生まれる。ラグビイ=スクールをへて、オックスフォード大学クライスト=チャーチ学寮卒業。母校で数学と論理学の教師になる。学寮長リデルの娘“アリス”のために「地下にもぐったアリスの冒険」を物語り、1865年、その話をもとに『不思議の国のアリス』を出版。1871年『鏡の国のアリス』出版。写真家でもあった。1898年没
清川あさみ[キヨカワアサミ]
布や糸を使ったアーティストとして写真に刺繍を施すなど、その独特な世界感は幅広い年齢層にファンを持つ。また、数々のCDジャケットや広告のアートディレクターとしても活躍中。2010年度VOCA展入賞
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。児童書やヤングアダルトむけの作品のほか、一般書、ノンフィクションなど、翻訳書は400点以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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