曾根崎心中

個数:

曾根崎心中

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月19日 12時22分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 170p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898153260
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

愛し方も死に方も、自分で決める。いま、男と女はどこへむかうのか、究極の恋のかたち。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

384
【恋愛小説強化月間】あああ、ダメダメ、これも。涙止まんないじゃん。まだ子どものころに手にしてしまった水上勉さんの『五番町夕霧楼』以来、遊女モノにはめっぽう弱い私…。「あてはあの男に会うために生まれてきたんや」。ですよね、運命の人ってホントにいると思うし、会えばすぐわかる、もしもこの世で結ばれなければ、来世できっと…。2016/08/18

hiro

250
近松門左衛門の『曾根崎心中』を角田さんが翻案した作品。『曾根崎心中』を文楽や歌舞伎で観たことも、原作を読んだこともなかったが、角田さんの文章はたいへん読みやすく、特に初や徳兵衛が話す古い感じの‘大坂弁’が心地よく、古典を安心して読めた。心中ものといえば、でてくる男が頼りないという先入観があったが、徳兵衛が本当に初のあとを追ったのかを角田さんはぼやかして書いているが、これをどのように捉えたらいいのだろうか。考えすぎかもしれないが、『八日目の蝉』のふがいない男達とみていると、もしやの結末かと思ってしまった。2012/06/16

いつでも母さん

246
『姐さん、生まれてきてよかった?恋のない人生なんて、やっぱし犬にくれてやりますか。姐さん。』=私たちにただ一つ残された未来がなんであるか=あの世で一緒に・・来世は必ず・・追い詰められた二人が添遂げるにはこの方法しかない。そんな恋は嫌です。なのに、なのに惹かれます。苦手な角田さんの作品だとて、この装画には私の心も掠め取られる。苦界だからなのか?そんな恋が出来た女は幸せだったと思いたい。では、では男はどうだろう?ねぇ、ほんと?一緒に・・心の中は分からないが分からぬままが幸せなのだろうさ。2016/09/09

風眠

226
近松門左衛門の戯曲を現代語に訳し、小説に再構成された作品。言葉のひとつひとつが美しくて、場面が鮮やかに目の前に立ち上がってくるような文章だ。語り手で主人公の初が胸の小箱をそっと開けるように、郭での生活、姐さんたちのこと、忘れかけている故郷のことを語っていくことで、郭でしか生きられない女の哀しみや恨み、ささやかな幸せを言わずもがなのうちに表している。徳兵衛への恋心を募らせていくところは、まるで私に初が乗り移ったかのように、胸が苦しくなり涙が止まらなかった。今年読んだ中では一番の本、手元にいつも置いておきたい2012/02/09

ケイ

150
さすがは手練れの角田さん。遊女を描いても、客との絡みをかいても、そこだけが浮かび上がることはない。遊女が男に惚れるってことは改めて大変なことだと、やめられるものならやめとけば良いのだ。惚れてもどうしようもないから遊女なのである。嘘か誠か誰がわかるか。自分の言葉も相手の言葉も。近松の曽根崎心中は完全に理解したわけではないけれど、お初の切なさにはあまり目を向けない。女だからこそそこを角田さんはかきたかったのだろうな。おはっちゃん、本当に信じていたの?と。 ああ、浄瑠璃でみたいな。2016/07/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4517636
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。