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内容説明
カウンター10席のちいさなラーメン屋。各駅停車しか止まらない京王線・芦花公園駅近くにあるその店には今日もお客さんがつめかける。魚介と丸鶏のいいかおりが漂う中、店主がしゃきしゃきはたらく。彼の名はアイバン・オーキン、生粋のアメリカ人だ。彼は言う「ラーメン屋をやるなら、本場日本で、しかも正統派でなければならない」と。元フレンチのシェフがなぜ東京でラーメン屋を?彼のラーメンへの愛に、日本の食文化の明日が見えてくる。
目次
第1章 ラーメンを教えてくれた『タンポポ』(子供の頃からレストランが娯楽だった;日本食レストランで初めての卵かけご飯 ほか)
第2章 自分探しの答えはラーメンだった(二十八歳になってからの自分探し;料理のコードとメロディライン ほか)
第3章 夢のラーメン屋が始まる(四人で始まった「アイバンラーメン」;場所は芦花公園しかなかった ほか)
第4章 ラーメンを通して、日本を見る(外国人がラーメンを作るプレッシャー;日本人は難しい ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
6
かつて芦花公園駅の商店街にアイバンラーメンというラーメン屋があったという。店主はニューヨーク出身の男性。2007年に開店したお店は評判になったようで、彼の半生記となる本書が出版されたのが翌年だ。あるインタビューで自身のことを「かなり生意気なんですよ」と言っているが、本書でもラーメンの味は2、3週間で作ったよと嘯くなど自信を見せている。どのような理由かしらないが、現在はニューヨークでラーメン店を営んでいるという。本書の写真を見るに美味しそうな塩ラーメンだ。2024/10/22
田中はにわ
2
おいしそう。食べてみたかったが、調べたらもう閉店していた。いまアイバンさんは、なにをしているのか、気になる。2019/01/03
late
2
先日伺った旅行本メインの本屋さんで偶然出会った。アイバンラーメンは一度しか食べないまま閉店してしまったので興味をそそられて購入。閉店したとはいえかなり美味しいラーメンだった記憶があるが、実際にこの本に「食」に対する熱い思いとアイデアが書かれていて面白かった。アイバンさんは「美味しいラーメンを作るためにはラーメンばかり食べていてもダメだ」と書いているが、まさにその通りであると思う。そして、この言葉は形を変えて各界の成功者たちがこぞって口にしている。盲目な信者からイエスキリストは生まれないのだ。2017/07/23
シーナ@食べ物漫画好き
2
芦花公園でラーメン喰ったついでに購入 店主のサイン本です 日本贔屓のアメリカ人シェフがラーメンをどうとらえてるのか アメリカ人にラーメンは理解できないだろうという日本人の偏見の差を埋める一冊2009/08/16
Salsaru
1
チャーシューが旨そう。2013/10/16