内容説明
京都の名刹・法然院から届いた、日々を生きやすくする42のヒント。
目次
第1章 ていねいに暮らす(おはようございます―一日の始まりを意識する;掃除する―「繰り返す」ことを学ぶ ほか)
第2章 豊かな一日のために(音楽を聴く―記憶を呼び覚まし、心にふれる;アートに親しむ―日常とは違うものさしを持つ ほか)
第3章 ともに生きる(「縁」あればこそ―「わたし」は生かされ、生きている;わかり合う―「わかり合えない」ことから出発する ほか)
第4章 ありのまま(癒える―別の角度から自分を見ること;喜ぶ、ほほえむ―心の余裕を誰かに向ける ほか)
著者等紹介
梶田真章[カジタシンショウ]
1956年、浄土宗大本山「黒谷金戒光明寺」の塔頭、常光院に生まれる。大阪外国語大学ドイツ語科卒業。84年、法然院第31代貫主に就任。85年、境内の環境を生かして「法然院森の教室」を始める。93年、境内に「共生き堂=法然院森のセンター」を新築、この建物を拠点に自然環境と親しむ活動を行う市民グループ「フィールドソサイエティー」の顧問に就任。現在、京都市景観・まちづくりセンター評議員、京都芸術センター運営委員、きょうとNPOセンター副理事長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花男
16
私の好きなお寺、法然院の貫主さんの本。 文章を読むだけで癒やされる。私にこだわりすぎない。2022/12/08
おぎゃ
3
良い。絶対不変の自分というものはなく、周囲の世界との関係性によって決まっていくもの。なので同じものを見ていても感じることや見える部分、見えない部分が違うのは当たり前。2024/08/07
たまこ
2
当たり前のことを言っている様なのに、一言一言に重みがある。しかし重過ぎず、染み込んでくる水の様な本だった。読み終わった後に、感動がない代わりに、残ったのはとても穏やかな心。丁寧な言葉で、久々に日本語の美しさを感じた。法然院は京都に行くと、つい寄りたくなる処の1つ。今度行く時は、また違う角度で楽しめるかもしれない。2010/12/11