内容説明
文章を書くことから解放されたい…表現したいのはただこれだけ。ふたつの世紀をまたいで書き継がれ、ついに封印を解かれるアンダーグラウンドの聖典。ヘア・スタイリスティックス(=中原昌也)のCD付き。
著者等紹介
中原昌也[ナカハラマサヤ]
1970年、東京生まれ。88年頃から音楽制作を開始。90年、アメリカのインディーズ・レーベル、RRRレコードより暴力温泉芸者名義でLPをリリース。91年、京都のバニラレコードよりファーストCDをリリース。93年、セカンドCD『OTIS』をリリース。94年、サーストン・ムーアの指名により、ソニック・ユース横浜公演のフロントアクトを務める。95年、アメリカ国内ツアーを敢行。96年、ベック東京公演、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン名古屋公演のフロントアクトに指名される。コーネリアスのアルバム『96/69』に参加。また、自身のアルバム『ケセラ・セラ』(東芝EMI)をリリースする。97年、暴力温泉芸者からヘア・スタイリスティックスと名義を改め7インチシングルをリリース。2004年、ヘア・スタイリスティックスとして、活動7年目にして初のフル・アルバム『CUSTOM COCK CONFUSED DEATH』(カッティングエッジ)をリリース
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuji
6
残念。酷過ぎさの程度が、許容範囲を超えている。ただ、文章の力強さは凄い。抱き合わせのCDもあるのだが、ノイズミュージック。私には、高尚過ぎた。2016/01/30
白い駄洒落王
6
暗い。いろいろ溜まっているのだろうか?2013/08/15
訃報
4
暴言に勢いがありすぎて、もはやスタイリッシュ。ほとんど全ページ笑えるすごい本。中原昌也ほんと好き。2019/03/27
スズキィイ
1
「あらゆる場所に花束が…」から「ニートピア2010」の短編に通ずるような中原作品に仕上がっている。彼の作品の変遷が窺えるよう。散らばったカタストロフィがまとまらずに、書きたくない願望はラストにしか現れない。付随のCDもいいかんじ。2011/12/31
yoyogi kazuo
0
附属CDで中原昌也の音楽を初めてまともに聴いたが、ノイズミュージックなどというジャンルでは片づけられない。本作は中原の文章、絵、音楽の様々な側面を楽しめる、とってもお得な一冊といえよう。