感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
65
光を意識させられる作品が多い写真集。普通の事のように生と死を包み込むような感覚の作品や軽いユーモアを感じさせる作品が載っている。2024/08/16
PEN-F
42
写真家「川内倫子」の魅力がこの一冊にすべて詰まっています。彼女がレンズを通して見える世界はこんなにも綺麗で優しくて儚いものなのだというのがひしひしと伝わってきます。今という同じ世界を生きていても彼女だけにしか見えない世界が確かにあって、そこには生があり、そして死がある。優しさの光を捉える目と悲しみの光を見据える目。生と死が常に隣り合わせの世界だからこそ彼女が撮る世界には“今”というかけがえのない瞬間を慈しむ気持ちが満ち溢れている。2023/04/17
Comit
32
市立図書~水、光、音までも切り取ったような自然の風景。日常における生物の生と死、写真の持つえも言われぬ“力“に少しドキッとする。綺麗なだけが写真じゃない。視界に入っていても心に映らない風景、心の感度を上げれば見え方も変化してくる。『センス・オブ・ワンダー』の挿入写真で知ることができた写真家さんの写真集。2023/03/23
湿原
12
写真には基本的に「良い」ものと「悪い」ものがあるわけではない。写真自体は記録するものであり、たとえ構図やピントが悪くても伝達媒体として機能するだろう。しかし写真芸術としては「良い」「悪い」の区別はあるだろう。「悪い」写真であればそれはアートにはならない。しかし川内倫子さんの『うたたね』写真群にはこの良し悪しを超越したところにある。彼女の作品の中には、構図が崩れていたり、ピントが合わずブレていたり、真っ黒に写った写真が存在する。単体で見れば明らかに失敗作と感じられるものもあるが、それらをあえて写真集の中に→2025/12/21
Mabel
10
異なるイメージを組み合わせて提示することから想起される鑑賞側のイメージは無限である、ということを確認できる写真集。川内が何かの対談で話していたが、中に一枚ある真っ黒なページ(印画紙を露光しただけのもの)は「またたき」なのだそうだ。そして続くクラッカーの写真。一瞬の自我の喪失とそれに続く目覚めを思わせる。何度見かえしても写真集の組み方の妙とそこから湧きあがるイメージに感服せずにいられない。2018/06/26
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