感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
74
ああ、なんてピュアなラブ・ストーリーなんだろう。恋愛から結婚に至る現実の道のりは人にもよるだろうが、様々な障害が待ち受けているものだと思う。恋の駆け引きや打算、身内の者の反対、経済的な壁、横恋慕や嫉妬、その他諸々の事情が、一番大事なことよりも優先されてしまうことすらある。絵本には、そんな不純物が混ざらないからいい。惹かれ合う二人の純粋な心が見えるようでいい。2022/06/26
榊原 香織
74
かわいい!ウサギの目が! 有名な話だけど、百万回生きた猫とごっちゃになってて。こちらは哀しいオチがなくひたすらかわいいんですね。 英語バージョン CD付き2021/03/27
モリー
67
ああ、何度読んでも顔を赤らめずに読み通せません。自分の心音が高鳴るのを止めることもできません。当面、大人向けの恋愛小説なんて読みたくなくなります。寺山修司の詩の一節が思い出されます。「ほんとに愛し始めたときにだけ淋しさが訪れるのです。」と詩人は表現しました。黒うさぎの憂鬱の原因は、白うさぎが側にいない未来を想像してしまったからに違いありません。浮かない顔の黒うさぎは白うさぎに言いました。“I just wish that I could be with you forever and always,”2023/01/03
yomineko@ヴィタリにゃん
65
名作の英語版。英語のタイトルがネタバレになっているw CDも付いていて、聴いていると穏やかな気持ちになった。ゆっくりと落ち着いた声が良かった。2022/03/29
しんすけ
18
先日、神保町でこの絵本を見かけた。ただし日本語に翻訳されたものだった。 原書は、ぼくが大学に入学したころに発行されたと思う。六十年近く前のことだ。 くろいうさぎは、しろいうさぎを恋しているようだ。それが微笑ましいのだが、少し切ない。 その後、読メでも本書を読書対象にしてる人がいた。 気になって調べてみたらいろいろなことが判明した。 結婚式のお祝いでも贈られているらしい。 題名が、The Rabbits' Weddingだからに違いない。2022/09/11