父のおじさん―作家・尾崎一雄と父の不思議な関係

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  • サイズ 46判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898065143
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

あなたは信じられますか?昭和の文士・尾崎一雄と一人の戦争孤児、その運命の出会いと奇跡の物語。

目次

はじめに
出会い
尾崎家と山下家
尾崎さんと芥川賞
戦前の上野櫻木町
祖父・林平さんのこと
祖母・久子さんのこと
上野動物園
百人一首カルタの思い出
書生さんの思い出〔ほか〕

著者等紹介

田中敦子[タナカアツコ]
1961年東京都出身。早稲田大学第一文学部卒業。証券会社勤務を経て、1986年(株)主婦の友社入社。1996年フリーとなり、編集、執筆活動をスタート。2001年(株)小学館刊『和樂』創刊スタッフとして参画。2004年(株)プレジデント社着物季刊誌『七緒』の創刊に関わり、その後監修も手がける。染織史については、染織史家・吉岡幸雄氏の指導を受ける。現在、工芸、きもの、日本文化を中心に、取材、執筆、編集を行う。染織、工芸の企画展プロデュース、アドバイザーなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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michel

8
著者である田中敦子さんが娘の視点から綴った父と作家尾崎一雄との物語。人と人との縁は、運命でしかない。東京大空襲を境にした尾崎一雄と著者の父(まーちゃん)が、どのように互いを労り、慈しんできたか。人生の支えとなるような不思議な二人の関係、深く温かい親交に感動する。2023/04/05

チェアー

2
「父」と「おじさん」に血のつながりはまったくない。近所に住んだだけだ。でもおじさんは、一家を失った若き父を物心ともに支える。甘えたことのなかった若者を存分に甘えさせ、期待以上ものを与えた。自分が借金した金を与えたらもしている。自分も楽ではないのに、無理をしてでも与える。それは喪った父の代わりになったということだ。おじさんの名前は尾崎一雄。作品の土台には人間への深い情愛があったのだとわかる。2022/01/15

h0z8じゅうたんの36.5cm

0
9月4日お父さまのお誕生日おめでとうございます🎂 とつぶやけることが嬉しいのもこの本に書いてあることがあったから。 2024年現在、世界中で酷いことが起こっていますがその先には世界には小さくとも希望があると思える本です。

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