ちくま文庫<br> 四角形の歴史

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ちくま文庫
四角形の歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 128p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480437952
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

犬は風景を見るのだろうか? 四角い画面。四角いファインダー。その四角形はどこからやってきたのだろう? 文明論的考察。解説 ヨシタケシンスケ

内容説明

犬は風景を見るのだろうか?四角い画面。四角いファインダー。その四角形はどこからやってきたのだろう…。前衛美術家・漫画家・芥川賞作家である赤瀬川原平が、晩年に遺した「こどもの哲学 大人の絵本」第2弾。文明論的な考察にまで思索をめぐらせ、読者を「眼の冒険」にご招待します!

目次

1 風景を見る
2 絵の歴史
3 もっと昔の絵の歴史
4 四角形の歴史
5 四角形と犬

著者等紹介

赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年横浜生まれ。画家。作家。路上観察学会会員。武蔵野美術学校中退。前衛芸術家、千円札事件被告、イラストレーターなどを経て、1981年『父が消えた』(尾辻克彦の筆名で発表)で第84回芥川賞を受賞。2014年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

78
赤瀬川原平さんのちくま文庫「こどもの哲学 大人の絵本」2冊目。犬は風景を見るのだろうか?という素朴な疑問から、風景を見るとはどういうことか、絵の歴史、四角形の歴史へと思考が展開する。画家であり、写真も撮る赤瀬川さんらしい四角形の哲学。確かに四角形を通して風景を見ているのだなと思う。特にコロナになって家にいることが多くなり、窓の四角やテレビの四角を通して外を見ていることが多いようだ。今は、テレビの四角を通して、戦争を見てしまい、怒りと悲しみが押し寄せている。2022/03/21

へくとぱすかる

52
画家らしい視点から思索していく、絵本による哲学。犬は風景を見ているんだろうか。見るとはどんなことか。などの疑問からスタートして、話は美術史から、美術の起源にまでおよんでいく。現在のわたしたちが当たり前だと思っている世界の見方が、実は新しいものだと気づかせてくれる。それどころか、世界のまるでちがった見方を教えてくれる。そのキーワードが「四角形」。視覚をテーマにしているからというわけではないだろうが、まさに目からウロコ。ヨシタケシンスケさんのインタビューによる解説で、赤瀬川さんのすごさもよくわかる。2022/05/18

空猫

37
シリーズ2作目。うぅ感想が難しい。風景画が生まれたのは19世紀後半からとまだ新しく、その歴史を探るとそれは四角(フレーム)から生まれたのでは→自然界に直線はないはず→近代化で建物が四角になり窓が生まれたから?…。ともかく読んでいて好奇心がわくし、挿し絵を見ているだけで楽しかった。まだまだ読むよ。2022/10/08

阿部義彦

23
当たり前と思っていた、絵を描くキャンバスは何故四角いのか。丸は自然界にはある(太陽、目玉等)けど、四角いものはまず無いのに、この素朴な疑問から、絵画の歴史、そしてフレームとしての四角がなぜ生まれたかを考察します。それまでの手つきが何とも赤瀬川流で、推測に推測を、重ねて答えを証明出来ない問いに挑んでいきます。そもそもの始まりは「犬は風景を見ているか?」には、何とも驚きそこから、絵の歴史と辿りつつ四角形の歴史へと辿り着きます。なんともスリリングな答えのない考察です。風景画のそもそもの始まりとは?2022/03/26

せっちゃんさん

20
ビジネス雑誌で哲学入門書として紹介。著者である赤瀬川さんの美術本が好きだし、気になったので手に取る。曲線は自然界に存在する。けど、直線は稀で神秘的な存在。じゃあ、人類はどうやって四角形を認識し始めたのか?を絵本形式で語る。”哲学が思考法の練習である”というのが良く分かった。この平易な哲学入門書を色々読みたい。考えが煮詰まった時にお勧めの一冊。2022/06/22

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