内容説明
信長は毛利の外交僧安国寺恵瓊が、事件の十年前に予言した通り、「高転びに転ぶ」ことになる!その権力構造の矛盾とは。前近代の社会は本人の個性よりも家の論理が優先される。光秀の家の論理とは何か。本著は「明智光秀の乱」の必然に導く。
目次
序章 三鬼清一郎氏の学説と「室町幕府奉公衆」
第1章 室町幕府と「織田・明智体制」
第2章 明智光秀とは誰なのか
第3章 信長の政権構想と「織田・明智体制」の崩壊
おわりに では信長はどうすれば、良かったのか。
補論 新史料と史料発掘(初版本出版後にわかったこと)
著者等紹介
小林正信[コバヤシマサノブ]
1962年愛知県春日井市生。2001年織豊期研究会参加。三鬼清一郎名古屋大学名誉教授に師事。2011年博士(比較社会文化)九州大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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