出版社内容情報
地震を鎮める要石、水神を祭る鯰山車、病の治癒を祈願する鯰絵馬など、日本人が鯰に託し信じてきたものとは何か? いつ起きるか分からない自然災害や運命的な病への心構えの継承だったのか。
著者が全国津々浦々に130スポットを訪ね、300点余の写真を掲げながら鯰信仰と伝承をレポートする。
細田博子[ホソダヒロコ]
著・文・その他
内容説明
全国130の神社仏閣他を踏査!地震を鎮める要石、水神を祭る鯰山車、病の治癒を祈願する鯰絵馬など、日本人が鯰に託し信じてきたものとは何か?過去からのメッセージを解き明かす実見レポート。
目次
第1章 鯰信仰と日本人(神社仏閣と鯰信仰;石の信仰と鯰;絵馬にみる鯰信仰;寺社に伝わる祭祀と鯰)
第2章 鯰の伝説・伝承とモニュメント(土地に残るメッセージ;地震と鯰)
著者等紹介
細田博子[ホソダヒロコ]
1970年生まれ。静岡県静岡市出身。広告代理店勤務後独立。その後イラストレーターとして活動しながら早稲田大学人間科学部e‐schoolを卒業。卒論が書籍化『鯰絵で民俗学』(里文出版、2016)となる。青山学院大学大学院修了。(「鯰絵国内所蔵目録」平成版を制作)生き物文化誌学会会員・国際浮世絵学会会員・西郊民俗談話会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。