内容説明
明治9年、宗教と文化への関心から来日したフランスの実業家ギメ。憧れの地を人力車で駆け巡り、近代日本の目覚めを体感するとともに、消えゆく江戸の面影に愛惜を募らせてゆく。茶屋娘との心の交流、浅草や不忍池に伝わる奇譚、料亭の宴、博学な僧侶との出会い、そして謎の絵師・河鍋暁斎との対面―。のちに東洋学の拠点となる美術館の創始者が軽妙な筆致で綴った紀行を新訳。詳細な解説、同行画家レガメの挿画を収録する。
目次
品川
上野
浅草
芝
文化と芸術
日光
著者等紹介
ギメ,エミール[ギメ,エミール] [Guimet,´Emile]
1836年、フランス生まれ。家業の化学工業で財を成したのち、西欧圏外の宗教に関心を抱き、地中海や中近東、インド、中国、日本を旅行。89年にパリで宗教博物館を創設。のちに同館はフランス国立ギメ東洋美術館として東洋学の拠点となっている。1918年没
岡村嘉子[オカムラヨシコ]
1976年、東京生まれ。美術史家、翻訳家、エッセイスト。千葉大学大学院修了、成城大学大学院博士課程後期単位取得退学。専門は、ジャコメッティおよび戦後ヨーロッパにおける日本宗教美術の受容
尾本圭子[オモトケイコ]
東京女子大学文学部卒業。パリ第4大学仏文学科にて学士号、修士号。1977年より国立ギメ東洋美術館に勤務し、図書館司書、同館館長顧問などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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