出版社内容情報
フランス美術工芸品、エマーユの初公開となる作品が掲載された作品集。
エマーユ（EMAUX）とは、フランス語でエナメル七宝のこと。紀元前2000年頃のメソポタミア・エジプト文明で生まれたこの技法は、時を経てフランスのリモージュで繊細、精巧な洗練された技が磨かれ、その地を代表する美術工芸品となり、アールヌーヴォーの時代に一つの頂点を迎えました。本書ではその魅力を湛えた小箱、額、ジュエリーなど約50点の、珠玉の梶光夫コレクションをオールカラーで紹介。宝石になった女性像ともいえるアールヌーヴォーの知られざるもう一つの美が堪能できます。
梶 光夫［カジ ミツオ］
著・文・その他/編集
エマーユ七宝美術館［エマーユシッポウビジュツカン］
監修
目次
梶コレクションの魅力と意義に敬意を込めて（ジャン＝マルク・フェレール（美術史家））
感謝と感動に喜びを感じて（クリスティーヌ・シェロン（エマーユ作家））
市民とともに分かち合える喜び 梶コレクションの出版と展示公開に寄せて（エミール＝ロジェ・ロンベルティ（フランスリモージュ市市長））
リモージュのエマーユの歴史
フランスリモージュ市
梶コレクション：エマーユ・アートにみる女性像（ジャン＝マルク・フェレール（美術史家））
エマーユ小箱
エマーユ額＆オブジェ
１９世紀末に花開いたアール・ヌーヴォー
エマーユジュエリー（ほか）
著者等紹介
梶光夫［カジミツオ］
宝石・時計・貴金属商の長男として大阪に生まれる。青春時代の５年間は芸能界で歌手として活躍。芸能界引退後は宝石鑑定家、ジュエリーアーティストとして活動。２０１８年には自身のコレクションを展示したエマーユ七宝美術館を設立し、館長をつとめる。エマーユ蒐集家の第一人者であり、アンティークの蒐集・研究家としても知られている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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