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内容説明
戦後日本における西洋古美術商の草分けとして活躍。中近東古代遺跡の発掘調査団にも加わり、貴重な体験やエピソードを語る。さらに真贋鑑識などについても言及する貴重な書!!
目次
「鋸碗匠」の話
「風神雷神屏風」とガレの花瓶
私の家のこと
学生時代
戦時中の思い出
島流しになった話
敗戦から売り食いで立ち上がった日本
西洋古美術商・事始め
古美術「三日月」
K・P・Mの人形と市川清さん〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっちー
17
戦後すぐに、骨董の仕事を始められた著者の一代記。一流の仕事をした人の話は面白いものだが、この方はヨーロッパを旅したり古代オリエントの遺物を求めて発掘調査に加わったり、ある意味リアル インディ•ジョーンズ。学者ではなく古美術商故の鋭い審美眼には恐れ入るしかない。巻末には編集に携わったお嬢様のエッセイもあり、これがまた面白い。偉大な近寄りがたい父、ではなく、変な親父っぷりが家族ならではの温かさで語られる。2016/05/10
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
1
東京国立博物館東洋館の書籍コーナーで見つけた。古く、美しく、上質な遺物と、それを扱う美を理解する人々との邂逅。若いころに憧れていた人々が何人か登場したが、おそらく皆鬼籍に入っていることだろうな。いつまでも読んでいたい本だった。2020/08/10