スラヴの十字路

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784898064047
  • NDC分類 238
  • Cコード C0039

内容説明

ドストエフスキー、チャイコフスキー、ショパンのワイダ、カンディンスキーにミュシャ、そしてオシムやストイコヴィチ。みんなスラヴの人。ヨーロッパ最大の民族グループ、スラヴの素顔。

目次

第1章 東スラヴの世界(ロシア人の民族性;西欧か、ロシアか―ロシア人の心理的コンプレックス;ユーラシア主義―古くて新しいロシアの自己認識;カフカス―鎮静化しない新たな“火薬庫”;ロシアの石油産業とノーベル家;ウクライナ―自由と独立を求めて;黒海とクリミア―平和と繁栄の海へ;亡命―スラヴ世界の歴史的特徴)
第2章 西スラヴの世界(知られざる大国ポーランド;ポーランド史に刻まれた蜂起と抵抗;チェコ―街並みとビールに酔う;スロヴァキア―魅力的な中欧の小国;中欧―復活した地域概念;パンスラヴ主義―果たせなかったスラヴ連帯の夢;ハンガリー―東方からやって来た民族の国;ユダヤ人のもうひとつの“故郷”)
第3章 南スラヴの世界(ブルガリア―バラの香りに包まれて;セルビア人の民族的聖地でもあるコソヴォ;ダルマツィア―イタリアの香り残るスラヴ地域;エランを産んだ国、スロヴェニア;ボシュニャク人―スラヴ人のイスラム教徒;ロマ―やまない差別と迫害)
第4章 スラヴの芸術とスポーツ(チェーホフとサハリン―チェーホフ生誕一五〇年に寄せて;ゴーゴリ生誕二〇〇年―ロシアとウクライナの新たな火種;演劇大国、ロシア;“前衛”(アヴァンギャルド)のロシア
ヴィテプスク―つかの間の芸術先進都市
スラヴの伝道師、アルフォンス・ムハ
映画のスラヴ
ベレエ・リュッス―二〇世紀のバレエ革命
スラヴ・サッカー事情
アイスホッケー―人気と実力のウインター・スポーツ)

著者等紹介

嵐田浩吉[アラシダヒロヨシ]
1963年、山形県米沢市生まれ。東京外国語大学大学院外国語学研究科スラブ系言語専攻修了。現在、新潟産業大学経済学部教授。専攻はロシア文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

27
ビジネス誌に連載していたものを加筆修正したもの。スラヴ系の国々や、そこに住む(住んでいた)人びとについて、もっとも親しみやすいと思われるようなトピックを取り上げてわかりやすく紹介しているので、とっかかりによい。各項目、ごくごく短くまとめてあるので、少しずつ読んでいったり、気になるところから読んでいくのもよし。項目はバラバラだが、一人の著者が書いているので、文体に統一感があって読みやすい。 2020/05/12

のうみそしる

3
よくわからないスラブ世界の生活や文化について知ることができる良書。マイナーな国のこともあまさず紹介されている。マレーヴィチを中心としたアヴァンギャルド芸術についてもっと詳しく知りたい。パン・スラブ主義やらソビエトの理念やら、やっぱりロシア人は無政府主義的な相互扶助を夢見る傾向があるようだ。2016/05/31

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