内容説明
ドストエフスキー、チャイコフスキー、ショパンのワイダ、カンディンスキーにミュシャ、そしてオシムやストイコヴィチ。みんなスラヴの人。ヨーロッパ最大の民族グループ、スラヴの素顔。
目次
第1章 東スラヴの世界(ロシア人の民族性;西欧か、ロシアか―ロシア人の心理的コンプレックス;ユーラシア主義―古くて新しいロシアの自己認識;カフカス―鎮静化しない新たな“火薬庫”;ロシアの石油産業とノーベル家;ウクライナ―自由と独立を求めて;黒海とクリミア―平和と繁栄の海へ;亡命―スラヴ世界の歴史的特徴)
第2章 西スラヴの世界(知られざる大国ポーランド;ポーランド史に刻まれた蜂起と抵抗;チェコ―街並みとビールに酔う;スロヴァキア―魅力的な中欧の小国;中欧―復活した地域概念;パンスラヴ主義―果たせなかったスラヴ連帯の夢;ハンガリー―東方からやって来た民族の国;ユダヤ人のもうひとつの“故郷”)
第3章 南スラヴの世界(ブルガリア―バラの香りに包まれて;セルビア人の民族的聖地でもあるコソヴォ;ダルマツィア―イタリアの香り残るスラヴ地域;エランを産んだ国、スロヴェニア;ボシュニャク人―スラヴ人のイスラム教徒;ロマ―やまない差別と迫害)
第4章 スラヴの芸術とスポーツ(チェーホフとサハリン―チェーホフ生誕一五〇年に寄せて;ゴーゴリ生誕二〇〇年―ロシアとウクライナの新たな火種;演劇大国、ロシア;“前衛”(アヴァンギャルド)のロシア
ヴィテプスク―つかの間の芸術先進都市
スラヴの伝道師、アルフォンス・ムハ
映画のスラヴ
ベレエ・リュッス―二〇世紀のバレエ革命
スラヴ・サッカー事情
アイスホッケー―人気と実力のウインター・スポーツ)
著者等紹介
嵐田浩吉[アラシダヒロヨシ]
1963年、山形県米沢市生まれ。東京外国語大学大学院外国語学研究科スラブ系言語専攻修了。現在、新潟産業大学経済学部教授。専攻はロシア文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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