内容説明
人はなぜ、美しい神の像を求めたのか?祈りに宿る美の真実に迫る。
目次
1 神は神、人は人か
2 生と死の狭間に在って
3 神を畏れぬ美しき王妃たち
4 献身する聖なる姿
5 姿は見えず だが、その言葉は美しい
6 キリスト教にみる図像―究極の美へ
7 “神は人々と共にこの地上に在す”
著者等紹介
高草茂[タカクサシゲル]
1928年生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒。(株)岩波書店編集部を経て岩波書店顧問。法政大学文学部講師、(財)清春白樺美術館館長、(財)日伊協会常務理事などを歴任。現在日伊協会顧問、沖縄県立芸大付属研究所共同研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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natsubae
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わくわくする題から正反対の昭和のおじさんが滲み出る文章。読み進めるのがきつい。ヴィーナス像の描写で「まことにあけっぴろげで、乳房から臍、股間を堂々とお披露目する」とかエロ本読みたいわけじゃないのよ。ポンペイの噴火のことを大地母神のお怒りって言うのも本気じゃないのだろうけどシンプルに趣味が悪い。そういうの居酒屋で友達相手に喋るくらいで留めておいてくれないかな。でもある人の旅日記兼趣味本として見るなら、まあそんなものかと思う。作者か本当にこの界隈好きなんだろうなって伝わってくるから、私と相性が悪かっただけ。2023/06/05