内容説明
ドイツ料理の第一人者がその魅力を語り、秘蔵のレシピを公開。今までになかった家庭でも作れるドイツ料理の本。ベートーヴェン、モーツァルトらの音楽家やベンツ、ゲーテらの著名人が食べた料理を紹介。またビールやワイン、ジャガイモ、キャベツなどドイツ料理に欠かせない味を紹介し、日本の食材で作れるレシピも多数掲載。
目次
1 音楽家の愛したドイツ料理(ヨハン・セバスチャン・バッハ;ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト ほか)
2 著名人ゆかリの味(ヘルムート・コール元首相;カール・ベンツ ほか)
3 ジャガイモ・キャベツ―ドイツ料理に欠かせない味(ジャガイモ料理;ドイツ料理に欠かせないお酢 ほか)
4 ビールとワイン(ドイツビールの話;ドイツのワイン)
5 ドイツ料理あれこれ(ドイツの料理が知られないわけ;中世から現在に至る歴史 ほか)
著者等紹介
野田浩資[ノダヒロシ]
1947年東京品川生まれ。ドイツをはじめベルギー、スイス、モナコで修業。1979年東京新宿のスイスレストラン『モーベンピック』の初代シェフに就任。1987年ドイツ文化会館に『OAGクラブクライゼル』出店。1994年メルセデスベンツ・ジャパン本社ビル内に『ツム・アインホルン』を出店。ドイツの文化や料理を広めるため、企画ツアーや書籍の出版、テレビ出演など多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
11
先日観た映画「ミケランジェロプロジェクト」よりドイツ料理を食べたくて手に取る一冊。子供の頃から憧れの国、未訪の地。音楽家の歴史と好きな料理、バッハの松かさ焼きソーセージ、モーツァルトのウィーン風カツレツ、ヴェートーヴェンの牛肉の蒸し煮、シューベルトのザッハトルテ、憧れのゲーテのフランケンワインとフランクフルターグリュナーソーセをサーモンで。1番美味しいそうなのは表紙のノイシュヴァンシュタイン城の牛フィレ肉のステーキと濃厚チーズ!サワークラウトの発酵食品に寄る効能は是非覚えて置こう。免疫力や性欲、癌抑制等。2015/11/12
あらたま
1
バッハ、グーテンベルクなどドイツ出身有名人と、その出身地の名物料理を紹介するエッセイ部分が目当てで。プロボクサーから料理人になり、ドイツ人をうならせるほど彼らの出身地方の料理を作れたというのはすごい。汁物に見えるけどポテトサラダ。コール首相のザウマーゲン。酒豪ゲーテ。丸く抜いたトーストに牛肉タルタル乗せてフランスの生牡蠣とロシアのベルーガキャビアを添えるという「ルッカの目」。しかしアイロジアとかロートチルドとかドレスデーンとドレスデン混在とか、とにかく校正が仕事してない。2016/08/10
Kate3
1
レシピを選べば、家庭でも作りやすそうな例が。フラムクーヘンをいつか焼いてみたい。2013/10/20
じゅん
1
ドイツで修行し、現在はメルセデス・ベンツジャパン本社ビル内のドイツ料理店のオーナーを勤めるドイツ料理の本。ドイツ料理というとジャガイモとソーセージがほとんどで、あまりおいしくないと言うイメージがある。本書ではそれを払拭すべく、ドイツの有名な音楽家や著名人と関連深い料理を調理法とともに紹介している。ドイツは様々な国が集まって出来たため、その料理も多岐にわたっていることがよく分かる。レシピは載っているものの、若干特殊なスパイスや食材を求められるので、再現するのはある程度覚悟がないと難しいかもしれない。2013/06/05
ちいくま
0
フランスやイタリアなどと違っていまいちイメージがわかないドイツ料理を知りたくて。夕飯はパンとチーズ、ならばこの本のお料理は昼食? カラー写真なのに色味の少ない「質実剛健」なお皿がドイツっぽくて素敵です。食べてみたい…2021/09/17