内容説明
本書は、我が国で初めてテレビジョンの研究を開始した大正末期より筆を起こし、テレビジョン放送の歴史と、その放送用アンテナについて記したものである。その記述は技術面のみならず、行政面などについても言及している。即ち我が国放送の所管官庁の変遷、特に戦後の連合国軍総司令部による指令やいわゆる電波三法についても記している。
目次
我が国戦前のテレビジョン放送の歴史
戦後における我が国のテレビジョン放送
戦前の我が国の放送 戦後の電波三法の成立、電波の民間への解放
現代のテレビ放送―テレビ王国へ
テレビジョン放送用スーパーターンスタイルアンテナの登場と、その視察
日本テレビ放送網(NTV)のテレビ放送開始 筆者らの同局の視察
日本各地へスーパーターンスタイルアンテナを建設
スーパーターンスタイルアンテナの近似理論解明
スーパーターンスタイルアンテナの発明者・マスターズ博士
ホイラー博士〔ほか〕
著者等紹介
佐藤源貞[サトウゲンテイ]
工学博士。大正15年3月宮城県生まれ。昭和22年9月東北大学工学部通信工学科卒業。昭和31年6月東北大学工学部通信工学科助教授。昭和36年3月八木アンテナ株式会社研究所所長。昭和39年4月上智大学理工学部教授。現在:アンテナ技研株式会社取締役、上智大学名誉教授。研究活動:アンテナ、伝送機器などの研究・開発に従事
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