薬師寺―千三百年の精華―美術史研究のあゆみ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898061367
  • NDC分類 521.81
  • Cコード C0071

出版社内容情報

仏教美術千三百年の精華・薬師寺。今日までの諸研究を網羅、集大成する。今後の薬師寺研究の指針ともなる決定版。

内容説明

薬師寺総研究の集大成。今日までの諸研究を網羅し、今後の薬師寺研究の資料となる決定版。

目次

総論 薬師寺の創立と移転
第1章 東塔
第2章 金堂薬師三尊像
第3章 東院堂聖観音像
第4章 講堂薬師三尊像
第5章 八幡三神像
第6章 吉祥天画像
第7章 慈恩大師画像
第8章 仏足石
概説 法相宗と薬師寺

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chang_ume

9
2000年刊。薬師寺の研究史整理。明治期以来、本薬師寺と薬師寺の間で建築・仏像の移築・非移築論争が続いたが、仏像に関しては様式分析によって非移築説(平城京新鋳説)が優勢。この点でいわゆる「初唐」「盛唐」の時代区分を唐詩史にまで遡って整理した林論文が参考になった。また東塔の移築有無は近年(2016年)に判明した年輪年代によって非移築説が確定的だが、東塔水煙について仏像光背と同じく光明=聖性表現と理解する大西論文は塔水煙他例にも適用できるだろう。近日刊行予定の新装増補改訂版が楽しみだ。2022/07/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1404174
  • ご注意事項

最近チェックした商品