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内容説明
皇女和宮ゆかりの短刀拵をはじめ徳川十一代将軍家斉から上級武士、足軽、既製品の短刀拵まで130本をカラーで紹介。蒔絵、彫金など技巧をこらした短刀拵を堪能できる一冊。
目次
江戸の短刀拵コレクション(カラー)
短刀拵に思う
江戸の短刀拵「鼎談」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
59
上は将軍家斉の金無垢金具の逸品から、所謂「ヤッコさん」が指していたようなものや、下級武士の質素なもの、それから鞘の部分にお金を仕込んで盗まれないようにした「銭刀」と呼ばれるものまで、沢山の種類があって驚く。素材にも藤蔓や鉄刀木、鶴の足骨を加工したものまで使われており、漆の接着剤としての無敵感を見せつけられる思いがした。あゝ、仕事なんか辞めて,刀装具や慶派の仏像、広重の風景画だけを見てるだけでお金が貰える仕事に転職したい。2022/02/12
水森
2
将軍からその辺の人まで、とにかく短刀拵を集めて写真で沢山見せてくれる良本。難しい言葉はほぼ刀特有の名称だけだから、後ろの方を見れば図解で読み仮名も振ってあるし、初心者でも大丈夫。これだけ一気に色々な短刀拵を見れて幸せ。2015/02/09
なつきネコ
2
写真の鮮やかさに圧巻。 一人のコレクションでこんなにコレクションできるなんて、資本主義の格差を見せつけられた。まぁ、冗談は置いといて、なかなか写真で見れる短刀こしらえはないし、説明も素人でも解りやすく好資料。お気に入りは多過ぎて語りきれないが4の金まきえ、45の宇和島伊達家伝来の青貝みじん塗り、64の黒の銀一作こしらえ、116肥後金具金梨地こしらえ、112清正公こしらえが気に入り。まさに日本人の職人センスに脱帽。2014/02/24