内容説明
本書は、去る2000年4月1日、2日の両日サンフランシスコ州立大学で開催した第二回「日本語実用言語学国際学会」での研究発表論文を中心に編纂したものである。
目次
日本語の非規範的構文について
「今」の対応物を同定する「今ごろ」について
「燃やしたけれど燃えなかった」のはなぜ?「弱い達成動詞」と「強い達成動詞」
アスペクト構造の語彙化における普遍性と差異 英語と日本語の場合
完了の「~タ」と連体修飾
「まだ~ない」文における意志操作の役割 他動詞、非能格動詞、非対格動詞の一考察
条件の接続助詞から談話・対人機能の助詞へ タラ、ッタラの文法化
定型詩にみる日本語のリズム 休止拍の必要性と役割
ナラティヴにおける普遍性と文化的固有性 個人的経験物語における視点と心理的枠組み
会話における認知的側面と話者間の相互作用〔ほか〕
著者等紹介
南雅彦[ミナミマサヒコ]
サンフランシスコ州立大学
アラム佐々木幸子[アラムササキユキコ]
法政大学
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