内容説明
時代箪笥、柱時計、自在鉤…無名の職人が丹精込めて作り庶民が愛用した古民具は、わたしたちに温もりを与えてくれる。青空市・骨董まつりの草分けとして生活骨董を扱って50年。苦もあり楽もあり、今も現役で活躍する道具屋の親父の半生記。
目次
1 戦後・長岡の頃
2 生活骨董の魅力
3 東京進出、青空骨董市
4 若者、外国人にも骨董人気
5 池袋に古民具骨董館
6 中国へ蒐集旅行
7 はやる店、はやらぬ店
8 合縁奇縁
9 青空市はお祭りだ
10 曲折あれど日々好日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
浮鴉
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著者の骨董屋への熱意が伝わってくる本。道具屋の手伝いから独立開業、青空市の開催などを行ってきた経緯が書かれている。「はやる店・はやらぬ店」の、値段、品揃えのよさ、場所と店主の人柄に左右されるという部分は、買う側として、ああやっぱりそうだよな、という感じを受けた。2014/10/30
福猫山
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骨董店がもつべき心意気のようなものが伝わってきました。 「買わないなら触るな」「いくらなら買う?」やっぱりおかしなことだったんだ。売る側もマナーというか誇りをもつべきなんだなぁ。こういう気持ちを持った骨董店に行きたいと思いました。2011/09/18




