内容説明
近代の宗教史をざっと振り返ってみると、日本から海外にも数多くの宗教が輸出されていった。既成仏教を基盤にした禅もそのひとつである。ほか目立つところでは天理教、立正佼成会、霊友会、PL教団、世界救世教、生長の家、真如苑…。諸外国で布教を図るこのような日本の宗教団体の中で、会員数の規模や多様な活動ぶりを比較しても、やはり突出しているのは「SGI」である。「世界の恒久平和」というスローガンを表看板に掲げ、池田を指導者として戴くSGIという国際組織の実像に迫る。
目次
第1章 SGIの秘められた歴史(アメリカから始まった創価学会の海外布教;米国の布教形態と欧州事情 ほか)
第2章 SGIの中で消されていた国(韓国の布教史;韓国組織の分裂と混乱 ほか)
第3章 隠されたSGIの裏面史(SGIの資金源;SGIが所有する海外の資産 ほか)
第4章 民間外交の無惨な内実(池田会長がSGI史から抹消したい二人の対談記録;池田SGI会長の民間外交の内実 ほか)
第5章 SGIの行方(フランス政府から“セクト”(カルト)と認定されたSGI
SGIと外務省 ほか)
著者等紹介
段勲[ダンイサオ]
1947年8月、宮城県生まれ。大学卒業後、アメリカ放浪生活を体験。週刊誌記者を経て、フリーのジャーナリストに。日本文芸家クラブ会員
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