出版社内容情報
「知」「情」「意」の人間の精神活動のうち、「知」を中心とした科学的客観主義から離れ、話し手の「意図」と「気持ちのもち方」、つまり「情」と「意」によって決まる「心的態度」から英語のさまざまな言語現象を論ずる。
内容説明
本書は、英語の文法書、英語学の本にみられるさまざまな言語現象を、なにかもっと分かりやすい方法で説明できないか、という思いから生まれたものである。
目次
第1章 心的態度の一貫性(心的態度の一貫性とその表現;感情を表す表現)
第2章 心的態度のさまざまな表れ(「主節現象」(MCP)
「指定主語条件」(SSC) ほか)
第3章 心的態度と段階性(It is possibleとpossibly;法表現の位置と段階性)
第4章 心的態度の「ゆれ」(付加疑問;心的態度のかすかな「ゆれ」;Sir Gawain and the Green Knightの時制)