内容説明
かつて名将・三原脩は「日本のプロ野球の打撃人を5人選べば、川上、大下、中西、長島、王。3人選べば、大下、中西、長島。1人ならば大下弘」とのことばを残している。豪放で自由奔放な野武士野球でファンを熱狂させた「不滅の天才打者」の鮮烈な華やかさと悲しさを、知られざるエピソードをまじえて浮き彫りにする。
目次
天才打者の球道人生
日本のプロ野球プレイボール前夜
バットを銃に持ち変えたスターたち
廃墟の中からプロ野球復活のサイン
東西対抗戦で彗星のようにデビュー
戦後野球は大下弘の快打音でオープン
青バットで青空に描いた場外ホームラン
痛恨の大エラーは西鉄への移籍騒動
西鉄「黄金時代」を築いた野武士軍団
「球に生き球に殉ず身果報なり」
なぜ、いま大下弘なのか