著者等紹介
ネス,エバリン[Ness,Evaline]
現代アメリカの画家。ミシガン州出身。シカゴ美術研究所、ワシントン・コーコラン美術学校に学ぶ
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感想・レビュー
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Hideto-S@仮想書店 月舟書房
105
幼くても男のポケットには自分のアイデンティティを示す『たからもの』が入っている。大人になるとポケットの中身は似たようなものになってしまうけど、6歳のジェイのポケットには夏の終わりの探検の成果が入っていた。そしてもう一つ、最高の『たからもの』を見つけた。9月になって初めて学校に通う日の朝、彼はポケットを空にして、大切なたからものを一つだけ入れた。だけど、木の実などと違って静かにポケットに収まっていてはくれなかった。何しろ生きているたからものだから……。女性の先生の気転が素敵。2000年4月復刻版発行。2016/07/02
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
6歳のジェイの夏の終わりの思い出。未来に繋がる思い出。ジェイはたからものを見つけると、ポケットにいれる。1年生になった初日いつもいっぱいのたからものを1つだけポケットに入れて学校に行くが・・・。先生の対応がステキ!【1965年 コールデコット賞 オナーブック 】(日本で翻訳された絵本) 2019/01/14
シュシュ
18
ジェイのポケットに入っているものはヒッコリーの木の実、裏側にシダの葉のあとがついている岩のかけら、ガチョウの羽、インディアンのやじり、豆、そしてコオロギ。一年生になって初日、ジェイはポケットにコオロギを入れていく。コオロギは教室の中で「リ、リ、リ…」とないてしまう。でも、担任の先生は、頭ごなしにジェイを叱らないで、ジェイにコオロギのことを皆の前で話させる。アメリカの児童書ではよくこんなふうに、皆の前で自分の宝物を発表するような場面が出てきてくる。『あのね私の宝物はね』とか『ラモーナ』のシリーズで。→ 2015/12/08
エディン
9
子どものポケットにはいろんなものが、入っているのですね。羽根、実、マメ、そしてコオロギ...コオロギを学校へ持っていったジョイ君、先生が“じつぶつほうこく”させてくれてよかったですね。2012/03/08
順子
6
子供の感覚世界の描写が良いです。2018/11/17
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