内容説明
本書は、ものがたり詩「おーい山ん子」の姉妹編です。「おーい山ん子」は、山の分校の児童を主人公にした少年詩集ですが、本書は分校での教育実践を語る内容。半世紀前の記録であったにせよ、現実の生活の中での人間教育が生き生きと語られている貴重な実録。
目次
西会津町奥川弥生集落
木地屋集落
出迎えの子どもたちとともに
分校教師の第一日目
木風呂の分校温泉
非常事態の解消
教室点描
消えたアンパンとキューリ
姿なき怪 まぼろしの大将
猪又良子さんの分校訪問〔ほか〕
著者等紹介
最上二郎[モガミジロウ]
1931年生れ。福島県出身。福島大学卒業、大武館空手道場経営、福島大学空手道部師範、OB会会長。第9回毎日児童小説入選・同第10回佳作・同第11回入選。「ミナクローと公平じいさん」(草炎社刊)第7回日本動物児童文学奨励賞・第44回全国青少年読書感想文課題図書
大塚雅春[オオツカマサハル]
1943年生れ。新潟県出身。大学で美術教育を専攻。卒業後新潟の「村松町大蒲原小」「上川町西川小」を経て、東京の小学校図工専科教員として勤務。その間、日本子どもの本研究会理事、美術団体旺玄会常任理事、美術教育団体の役員を務める。現在フリーで美術制作と子どもの世界にかかわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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