鈴木喜代春児童文学選集〈8巻〉十三湖のばば

鈴木喜代春児童文学選集〈8巻〉十三湖のばば

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  • サイズ A5判/ページ数 167p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784897774695
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

内容説明

青森県の津軽半島にある「十三湖」が舞台です。腰切り田といわれる深い泥田に生きるばばは、男5人、女6人の計11人の子をもうけるものの、赤児がみぞに沈んで、長女が腰切り田で、次男が水車で、夫も不慮の事故で、そうして長男も戦争で次々と死んでいきます。ばばが直面した死を、感傷を取り去って克明に描くことで、大正・昭和の北国の過酷さが映し出されます。1925年青森県生まれの著者は、体験と取材により、ばばの津軽方言で真実を語ります。

著者等紹介

鈴木喜代春[スズキキヨハル]
1925年、青森県に生まれる。青森師範学校卒業。千葉県の小・中学校に38年間勤務。在職中から、子どもの作文・読書の指導をよくし、人の心の奥底にひそむ善意をひき出す教育を実践。その姿勢が創作に投影、人の心と行動を緻密に描き出す作品を生み出す

山口晴温[ヤマグチセイオン]
1926年、青森市に生まれる。日本版画院同人。戦後、雑誌「むつの子」の編集に参加以来、児童文化活動を続け、木版画を主に童画、挿絵制作。2008年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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a43

7
市民図書館郷土資料コーナー。きれいな(新品ぽい)本だった。内容は少し暗かった。児童文学っぽく当時(1925年あたりから終戦まで)の農家の暮らしの厳しさをババの語りで。知らない津軽弁ちらほら。 もしも、本を作っていいよ、て言われたら、今郷土館で展示している鈴木正治の挿絵で大人向けの小さなきれいな装丁の『十三湖のババ』を作りたい。2015/04/10

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