内容説明
金、銀、銅などの採掘による“鉱毒”は江戸時代からありましたが、それは局部的なものでした。それが明治時代になり、重機械による大量採掘が始まると、“鉱毒”は大規模かつ深刻なものになりました。その典型が足尾銅山による渡良瀬川の汚染がもたらした甚大な稲作被害です。本書は、足尾銅山による汚染に命がけで反対した農民たちと、田中正造の物語りです。なお、「二つの川」の一方は“いたいいたい病”をひきおこした富山県の神通川を描いています。
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