戦中派教師の体験的独白―今こそ生かそう教育基本法

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  • サイズ B6判/ページ数 151p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784897774305
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C8092

内容説明

人生に最も大切な思想形成期を戦争時の混乱に埋没させられた著者が、国民総動員による戦争体制中、人間の自由を完全に抹殺され、軍隊では死を強要される。本書は、明治以降軍国化されていく天皇の臣民としての教育政策を見つめ、敗戦によるその破局に共感。戦後、昭和22年に成立した「教育基本法」がもたらした民主主義を評価。今、愛国心の培養の名の元に進められている「教育基本法」の改悪阻止を強く主張する必読の書。

目次

1 幕末・明治初期の学塾と学校
2 教育勅語体制下の教育
3 十五年戦争下の学校と教育
4 教育基本法を生かそう―敗戦から戦後へ
5 終わりに

著者等紹介

橋本迪夫[ハシモトミチオ]
1925年、ジャワ島スラバヤ市に生まれる。灘中学校から1941年、慶大文学部予科入学。1946年国文学科卒業。慶応義塾普通部・高等学校(日吉・志木)の教諭を歴任し、1990年定年退職。成城短大・杏林大学の非常勤講師も勤める。現在日本近代文学会・日本文芸家協会・日本民主主義文学会会員。日本近代文学館維持会員
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