書斎の本棚 社会主義の歴史〈２〉１９世紀末から現代へ

関 嘉彦【著】

力富書房（1987/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 566p
• 商品コード 9784897764030
• NDC分類 309

内容説明

かつては、搾取と貧困に喘ぐ全世界の労働者から、希望と悲願の灯として、熱狂的支持を受け、時代をリードしたあの社会主義。今や、昔日の精彩なく、その運動も理論も、世界的な退潮の中で苦吟する。社会主義のめざした理想郷は、単なる時代の幻想にすぎなかったのだろうか。今、改めて社会主義を歴史的体系的に考察、再生への道を探ろうと試みたのが本書である。

目次

８　ロシア社会主義の誕生（ゲルツェン；バクーニン）
９　修正主義とドイツ社会民主党（第二インターの誕生と崩壊；社会民主党の発展；ベルンシュタイン；カウツキーとローザ・ルクセンブルグ）
１０　サンディカリズムとフランス社会党（ソレルとサンディカリズム；ジャン・ジョレス）
１１　フェビアン社会主義とイギリス労働党（フェビアン社会主義；労働党の発展）
１２　レーニン主義とロシア革命（ロシアにおけるマルクス主義とプレハーノフ；レーニンの生涯）
１３　両大戦間の共産主義（レーニン時代；スターリン時代）
１４　両大戦間の社会民主主義（労働社会主義インターとドイツ社会民主党の崩壊；フランス社会党と人民戦線）
１５　第二次世界大戦後の共産主義と社会主義（共産主義の多極化；民主社会主義の展開）