内容説明
かつては、搾取と貧困に喘ぐ全世界の労働者から、希望と悲願の灯として、熱狂的支持を受け、時代をリードしたあの社会主義。今や、昔日の精彩なく、その運動も理論も、世界的な退潮の中で苦吟する。社会主義のめざした理想郷は、単なる時代の幻想にすぎなかったのだろうか。今、改めて社会主義を歴史的体系的に考察、再生への道を探ろうと試みたのが本書である。
目次
1 序論
2 フランス大革命と社会主義(バブーフ;サン・シモン;フーリエ)
3 イギリス社会主義の誕生(ゴドウィン;ロバート・オーウェン;ホジスキンとトムソン)
4 2月革命と社会主義(オーギュスト・ブランキ;ルイ・ブラン;プルードン)
5 ドイツにおける社会主義の台頭(ヴァイトリンクとヘス;ラッサール)
6 マルクスとエンゲルス
7 イギリスにおける労働運動の発展

              
              
              
              

