内容説明
山岳診療所所長も務めた著者独自の登山テクニックと救急医療のABCを解説。メディスンとは英語で「医学、医療、医術、薬、魔法、治す、通過儀礼」。
目次
第1章 山と出会う
第2章 山岳部と山岳診療所
第3章 山岳医療という場
第4章 いのちの居場所軽井沢
第5章 山と芸術
第6章 登山から学んだチームのつくりかた
第7章 登山に活かすいのちの知恵
第8章 いのちを守る山の救急箱
著者等紹介
稲葉俊郎[イナバトシロウ]
1979年、熊本生まれ。医師。東京大学医学部附属病院循環器内科助教を経て、2020年3月より軽井沢へ移住。現在は軽井沢病院院長・総合診療科医長、信州大学社会基盤研究所特任准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員、東北芸術工科大学客員教授に就任。「山形ビエンナーレ2020、2022」では芸術監督も務める。医療の多様性と調和への土壌づくりのため、西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修める。芸術、音楽、伝統芸能、民俗学、農業など、あらゆる分野との接点を探る対話を積極的に行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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頭痛い子
2
あまり現場に即してないというか、目新しい内容は無かった。期待していたのは南木佳士さんのような、医師と山と、生と死と、みたいな柔らかさのなかにも生き物としての厳しいもののような、そういう感性を期待して購入したが、自伝のようで所々自慢も感じられ、あまり頭に入らなかった。なぜだろう…と著者の学歴みたら納得。エリート中のエリートなんですね。本当の意味で人生に挫折感じたことないんだろうなぁが伺えた一冊だった。2024/01/11
Lily
1
登山初心者の自分が知りたい情報が詰まっていて、楽しく読めた。作者のバックグラウンドにも親近感。2024/08/11
KAORU SUZUKI
0
自伝の要素が強い。 幼少期から学生の話をカットして、山の診療所での逸話集にするべき。山小屋の小屋番さんにもスポットを当てたりすれば、物語として魅力がでる。 また、後半の山での救急対応や山形ビエンナーレもカットしていい。 当事者のあれやりました、これやりましたの自慢集な印象。2024/01/29