内容説明
マグサイサイ賞受賞の著者からの心に響くメッセージ「遺跡に耳を傾ける」
目次
第1章 アンコール・ワットとの出会い
第2章 カンボジアの悲劇
第3章 上智大学アンコール遺跡国際調査団―国際奉仕活動のソフィア・ミッション
第4章 アンコール・ワットの時代
第5章 アンコール・ワットからのメッセージ
いまこの五十年を振りかえって―ご支援くださいましたみなさまへの感謝
著者等紹介
石澤良昭[イシザワヨシアキ]
1937年生まれ。上智大学外国語学部卒業。文学博士。第13代上智大学学長(2005~2011)。文化庁文化審議会会長、外務省・文部科学省共管機構「文化遺産国際協力コンソーシアム」会長などを歴任。現在、上智大学教授、上智大学アジア人材養成研究センター所長(特任)、上智大学アンコール遺跡国際調査団団長。2017年にラモン・マグサイサイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
23
これも一緒に借り、実際は昨日までに先に読んでいました。 著者の生い立ちから始まり、上智大学でのポール・リーチ教授との出会い(井上ひさしさんの作品に出てくるモッキンポット先生のモデルらしいです)からアンコールワット等の調査に生涯を捧げることになった経緯が平易な言葉で綴られています。カンボジア内戦の実相等についてもかなり詳しい記述があり、現地で調査に協力してくれていた方々も多くが行方不明(ポルポトによる大量虐殺の犠牲者でしょう)になっていたようです。緒方貞子さん等も出てきて、日本の独自外交も出てきます。↓↓↓2025/08/10