内容説明
業務災害の公正な認定を目指して。元厚労省職業病認定対策室長の筆者が労災認定の基本的な原理を解き明かすだけでなく、歴史的経過を分析しかつての「災害主義」の考え方を排除することを提案しています。また、将来に向かっての労災認定のあるべき姿を示しています
目次
第1章 災害主義とその検証(戦前の労災認定の考え方;労働基準法及び労働者災害補償保険法;「災害主義」の誤り;複数業務要因災害に関する保険給付の導入の誤り)
第2章 労災認定の在り方(労災補償制度の基本;労災補償の対象となる事由;業務上の認定;労災認定における留意事項)
第3章 公正な労災認定(労災認定実務の基礎;本省における実務;労災認定の実務)
著者等紹介
石井義脩[イシイヨシマサ]
産業医科大学産業衛生教授、労働衛生コンサルタント(保健衛生)、元厚生労働省職業病認定対策室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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