内容説明
労災保険給付を受けるためには、被災労働者やその遺族等が所定の保険給付請求書を労働基準監督署長に提出し、認定を受ける必要があります。労災保険における業務上災害・通勤災害の認定は、法令、通達を基に判断されますが、個別事案にあてはめて理解することは非常に困難です。本書では、労災認定の考え方の理解と、給付請求を行う際の疑問点、書き方のポイント等をQ&Aも用いながら分かりやすく解説しています。改訂第2版では、届出様式の見直しや、兼業・副業労働者を対象とした改正などを反映しております。
目次
第1 業務上災害の労災認定の考え方(負傷)
第2 業務上疾病の労災認定の考え方
第3 再発の考え方および関連通達
第4 通勤途上災害の労災認定の考え方(負傷)
第5 労災保険給付の種類・給付内容および請求書様式
第6 労災申請にあたっての具体的実務「共通事項」
第7 労災申請にあたっての具体的実務「請求書記載と留意点、Q&A」
第8 「第三者行為災害」の場合の労災申請にあたっての具体的実務「Q&A」
巻末資料
著者等紹介
高橋健[タカハシタケシ]
昭和48年労働省(現厚生労働省)入省、厚生労働事務官として労働本省、都道府県労働局、労働基準監督署に勤務。平成21年3月退職(最終官職:東京労働局労働基準部労災補償課地方労災補償監察官)。平成23年たかはし社会保険労務士事務所開業。労災認定現場での実務経験を基にしての労災全般に関する各種相談業務、セミナー講師、専門誌寄稿などを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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