内容説明
本書は、労働組合と関わりの薄い企業担当者、社労士の方が「団体交渉とはどのようなものか」「使用者にはどのようなリスクがあるのか」「そのリスクにどう対応すべきか」ということを具体的にイメージしてもらえるよう書かれています。メイン部分を弁護士が執筆し、実際に団交に参加したことのある社労士と元合同労組書記長もコラム等を担当。単なる“マニュアル本”ではありません。改訂版では「オンライン団交」「組合によるSNSへの投稿」など、最新の情勢を踏まえて解説の補強を行っています。
目次
第1章 団体交渉前に知っておくべき労働組合の基礎知識(労働組合とは;労働三権(「団結権」、「団体交渉権」、「団体行動権」)
日本にはどのような労働組合があるのか
不当労働行為とは
本書の目的)
第2章 ある日突然、団体交渉申入書が届いた(団体交渉の申入れとその理由;団体交渉の申入れを無視することはできるのか;不当労働行為とその効果;団体交渉に応じないことによる事実上の不利益;具体的な対応;団体交渉までの準備事項)
第3章 団体交渉の現場(団体交渉に臨む際の心構え;団体交渉でのやりとり;議事録の作成;提案書送付の励行;合意の成立;団体交渉の打ち切り)第4章 団体交渉外の組合活動への対応(不当労働行為リスクの認識;不利益取扱い(労組法7条1号)
支配介入(労組法7条3号)
団体交渉外の組合活動に対する対応-個別事案をもとに)
第5章 団体交渉拒否に対して労働組合が採り得る法的手段(はじめに;不当労働行為救済申立手続;司法救済;都道府県労働委員会によるあっせん手続の概要)
第6章 団体交渉に社労士はどうかかわるべきか
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