内容説明
筆者はゼネコン在職中にクレーン等の悲惨な災害に多数遭遇、中災防の安全管理士時代にも重篤な災害発生に遭遇した事業場の安全指導を長年行ってきました。今回の改定版は2016年に製造現場等向けに出版した「第1集」に現在も継続中の記事を再度精選し加筆・修正を行い、「全事業場向けに足場・クレーン関係・電気設備等〔全8章・85節〕を多数追加」しました。各節の災害事例には、発生原因と再発防止対策案をイラストで示し、かつ、関連するマメ知識とColumnも多数取り入れて判りやすく解説しています。各事業所の実情に合わせて、活用してください。
目次
序章 建設業と製造業の労働災害の現状とリスクアセスメント
第1章 足場と架設通路
第2章 荷役運搬機械と台車等
第3章 電気設備・電気火災等・溶接作業・送電線等
第4章 玉掛け・クレーン等・開口部
第5章 食品機械・工作機械等
第6章 受水槽・酸欠等・樹木剪定
第7章 開口部・安全帯・屋外照明等
第8章 階段・移動はしご・作業台等
著者等紹介
中野洋一[ナカノヨウイチ]
1965年4月、準大手ゼネコンに入社し、1992年まで同社で全国各地の大型土木工事の現場に勤務。その後、支店・本店の安全環境部に勤務しながら、社外協力として、建設業界の各種委員を歴任。この間に「労働安全コンサルタント」を取得。1999年5月~2012年6月は、中央労働災害防止協会(中災防)の安全管理士として勤務し、全国多業種事業所の安全指導(安全診断・安全教育・安全講話)を行いながら、複数の図書の執筆・監修指導を行う。2012年7月に労働安全コンサルタントとして独立。現在も複数社の図書の執筆・監修指導・月刊誌の連載を行い、中災防在職中と同様の安全指導を行っている。2016年10月に「緑十字賞(中災防)」を受賞。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。