内容説明
本書は、ドラマクイーン、ナルシスト、ブレイマーなど、異常な言動をとる「残念な管理職」(その行動の多くは、パワハラに該当する可能性があります)の特徴を概観し、部下としての対処法を解説します。共著者の一人である特定社会保険労務士の鈴木氏が「残念な管理職」の実態分析と対応策を整理し、産業医として数多くの会社の現場を見てきた精神科医(医学博士)の長谷川氏が、異常な言動をとる管理職について、精神医学的な視点から分析を行っています。
目次
第1章 ドラマクイーンとは何か?(ドラマクイーンとは何か?;ドラマクイーン以外の「残念な管理職」;パワーハラスメント;なぜ、ビジネスの世界で異常な言動を取る管理職が多いのか?)
第2章 「残念な管理職」への対処法(その1-自己解決または社内のリソースを利用)(日々の対処法;「残念な管理職」の上司に相談する;人事部に相談する;産業医に相談する;労働組合に相談する;内部通報制度(Whistle blowing)
自ら、行動する)
第3章 「残念な管理職」への対処法(その2-社外のリソースを利用)(準備行為;自分で会社に要求する;社外の紛争解決手続きの利用;ADR(裁判外紛争解決手続き)
司法手続き(民事訴訟))
第4章 異常な言動の管理職のパーソナリティー障害や精神疾患との関連性(異常な言動の管理職に潜む、パーソナリティー障害と精神疾患の可能性;パーソナリティー障害と精神疾患)