内容説明
ワイヤーソーイング工法とは、ダイヤモンドを含んだワイヤーソーと呼ばれるロープのような切削工具によってコンクリート等を切断する工法です。国内外の解体工事現場や改修工事現場においてこの工法が普及するにつれて、必要な安全対策を取らず労働者が負傷したり死亡したりする事故も発生しております。本指針は、ワイヤーソーを利用するにあたって、どのような対策をとれば安全に作業できるかを解説したものです。ワイヤーソーによる死傷災害を根絶するためにぜひ本指針をご活用ください。
目次
1 ワイヤーソーイング工法とは(ワイヤーソーイング工法の概要;ワイヤーソーイング工法の特徴;使用される機械及び部材;具体的な施工方法)
2 作業の安全を確保するには(予測される危険な事象;主な危険源;機材による対策;人に被害を及ぼさない対策;作業指揮者)
3 防護養生の具体例(なぜ防護養生が必要か;防護養生方法の要点;状況別の防護養生の方法)
4 安全衛生教育
5 管理に使用する帳票(リスクアセスメント作業手順書(標準版)
点検表(標準版)
機械の取扱いに関する留意点)
資料 ダイヤモンドワイヤーの激突試験