内容説明
徳一の実像と創建時勝常寺の推理を主題とし、徳一を顕彰する完結編。「徳一の生きた時代」「西暦七五〇年から八五〇年までの一〇〇年間」を統治する天皇に依って四区分し、日本及び東国、仏教界の様相を見る。生没年は、先行研究を精査し、鎌倉仏教期に成立した『恵日寺役記』と『南都高僧伝』に基づき、「天平神護二年(七六六)生、承和八年(八四一)没、行年七十六」と訂正した。
目次
第1章 正史に見る「徳一の生きた時代」
第2章 徳一時代の寺院
第3章 徳一時代の僧侶
第4章 徳一時代の会津
第5章 徳一の実像を推理する
第6章 創建時の勝常寺を推理する
著者等紹介
白岩孝一[シライワコウイチ]
1947年12月、会津(河沼郡勝常村北田)生。東京の機械メーカー勤務を経て、福島県の公立学校教員に就き、主に工業高校(機械科)で教鞭を執る。教職を定年退職後、勝常寺の開基徳一研究に勤しむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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