内容説明
人生の旅路の果てに巡りあった般若心経に、今問題となっている自然と人との関係を探ってみた。様々に見える人の心にも、当人たちも気付かぬ万民共通の「その奥」があるらしい。
目次
狂気の季節(海洋少年団結成式;ある中学生の記録;六十年後の機窓から;狂気の季節)
崩れゆくもの(ある思い出;鬼火;崩れゆくもの)
世界の自然と人、見て歩き(スコットランドの自然;アバデイーンからの旅;長沢鼎のこと;オーストラリア紀行;長沢鼎のこと;オーストラリア紀行;人と自然)
私の般若心経(私と般若心経;般若波羅密多心経;「無」の意味するところ;「心」の意味するところ;無知と無得;般若心経の教え)
著者等紹介
樫村利道[カシムラトシミチ]
1931年茨城県多賀郡黒前村(現日立市)生まれ。1956年東北大学大学院理学研究科修士課程修了。東北大学雇(八甲田山植物実験所)。1958年桜の聖母学院高等学校(福島市)教諭。1959年福島大学講師(学芸学部)。1964年同助教授(学芸学部)。1978年同教授(教育学部)。1997年退職。福島県文化財保護審議会委員、同尾瀬保護指導委員会委員、同環境影響評価審査会委員、尾瀬国立公園協議会委員、尾瀬保護財団評議員、関東森林管理局緑の回廊設定委員会委員、福島県フォレスト・エコ・ライフ財団理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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