内容説明
時は昭和30年代。東京タワーに憧れ、ビートルズに熱中。大川で獲れた鮎の匂いに夏の到来を知り、鶴ヶ城の桜の下で女子高生に淡い想いを抱いた少年時代―。作詞家・石原信一が、追憶の中に拾い集めた、決してガイドマップには載らない鮮やかな会津の風景。当時を知る人には懐かしく、知らない人には新しい。読めばきっと、会津に恋をしてしまう一冊。
目次
ささやきの丘
幻の住所
夢の入り口
異色ユニット
流星雨
葉桜
山椒漬けの流儀
ピン留めの匂い
修学旅行
ビートルズ〔ほか〕
著者等紹介
石原信一[イシハラシンイチ]
1948年会津若松市生まれ。青山学院大学文学部卒。詩人サトウハチローに師事。フリーライターを経て作詞家に。83年「越冬つばめ」の作詞で日本作詩大賞優秀作品賞。84年「奥州路」で古賀政男大賞受賞。ノンフィクション作家として『企業移民』(小学館)、『ザ・チャンピオン』(講談社)など作品多数。99年会津若松市イメージソング「AIZUその名の情熱」の作詞・プロデュースをきっかけに、会津をテーマにした作品創りに精力を傾けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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