内容説明
著者の高橋氏は郷土の美に対する大変な思い入れを本書でまとめ、風景と景観が同じ意味であるとするこれまでの風景論に異を唱えている。郷土の美に深い思いのつまったエッセイ、ここに集大成。福島民報出版文化賞受賞。
目次
わたくしの風景論1
わたくしの風景論2―花のある風景
ふるさとの山―信夫山の風景
歴史と地形の織りなす風景―大滝根山山塊と鍾乳洞
蛎崎波響「梁川八景」から見た古い城下町の風景
衣の風景―福島の絹・昭和のからむし織り・会津木綿
音の中の風景―尺八古典本曲「秘曲鶴之巣篭」から
夜空を彩る浅川の伝統花火
祭りの風景1―農を寿ぐ浮島神社の十二神楽
祭りの風景2―歓楽に舞う福田の十二神楽
祭りの風景3―聞き書き 相馬野馬追出場記
著者等紹介
高橋貞夫[タカハシサダオ]
昭和9年茨城県稲敷郡美浦村に生れる。昭和33年早稲田大学法学部卒業。福島県に勤務し、県立医科大学事務局長、出納局長を勤める。『福島の美しい風景』により福島民報出版文化賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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