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内容説明
かつて金を求め銀を追い、山から山へと鉱脈を探し続ける山師と呼ばれた男たちがいた。今やその名が、語り継がれることは少ない。しかし、かれらの鉱山経営は、江戸時代においては藩の財政を潤し、戦後の原動力にもなったのである。今、一人の山師によって、資料上ではうかがうことのできない制度、しきたり、歴史、知恵という生きた鉱山史が明らかになる。
目次
第1部 鉱山のあらましと福島県の鉱山史(鉱山のあらまし;福島の鉱山史)
第2部 福島県の地下資源と鉱山(あらまし;砂鉄鉱床 ほか)
第3部 鉱山の組織・生活(鉱山を支えた友子制度;鉱山の生活)
第4部 鉱山小咄(歴史;民俗)
著者等紹介
佐藤一男[サトウカズオ]
1930年会津石膏山の社宅に生まれる。県立喜多方商工学校電気科卒。職歴―与内畑、黒岩、黒沢、石ヶ森鉱山を経て共益社を設立。その後、大斗鉱業所を設立して大峠鉱山も経営。現在、金属鉱山研究会員、産業考古学会評議員、塩川町社会教育委員会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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