感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
27
下巻は日本軍のシュガーローフの撤退から沖縄戦終了そして戦後まで。著者によると、3巻を1年位の執筆予定が5年の期間を費やすことになった言う。確かに劇画の創作はもちろん、戦史の掘り起こしも大変だったろうと想像。そんな労作を、3巻合わせて1日位で読んでしまうのが申し訳ない思いも・・・。沖縄戦に関する新たな知見も得られて感謝。チャンスあれば再読を誓って作者への感謝の印としたい。2025/03/26
二人娘の父
4
初めての新里堅進さんの作品。残念ながら本作は上中下三巻でセットとのことだが、上中二巻が手に入らず。Amazonでは上巻38500円、中巻4950円の価格が付いている。唯一通常の販売価格だったのがこの下巻。とりあえず常に観察を続けながら、上巻、中巻も手に入れたいと思う。というか、版元である琉球新報社さんは、増刷して販売をしてほしい。内容的には沖縄で動員された兵士がウチナーグチを話しているなど、非常にリアル。現在のシュガーローフ、おもろまち周辺から想像もつかない「地獄」があったことに思いを馳せた。2023/10/30
gonzui
2
今暮らしている場所でかように凄惨な戦闘行為が行われていたということに言葉がなく。日米両軍関係なく、死と生は紙一重。時折挟まれる生き残ったエピソードにほっとする。2019/07/28
Y子
0
時間がなかったのでざっと読んだ。悲惨。2016/06/03