内容説明
1億4500万年前、アメリカ合衆国ユタ州の平原で発見された化石は恐竜の骨でした。発掘された骨は、どんなふうに掘りだされ、どのように修復されたのか。それにもまして、巨大な骨の数々は、どうやってスミソニアン自然史博物館まで運びこまれたのでしょうか。不思議で、魅力いっぱいの恐竜の旅がはじまります。
著者等紹介
ハートランド,ジェシー[ハートランド,ジェシー] [Hartland,Jessie]
イラストレーター。絵本や児童書作品のほか、イラスト地図・Tシャツ・時計・セラミック製品・雑貨、さらには商環境ディスプレイにおよぶ多彩なデザイン活動をつづける。ニューヨーク在住
志多田静[シダタセイ]
1971年、宮崎県串間市に生まれる。日本語学・日本語教師。IIEL(Institute of International Education in London)コーディネーター、日本語教師養成課程講師を経て英国で活動する。ロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
32
ジュラ紀の大昔に、アメリカ合衆国ユタ州の平原で生まれ死んだ恐竜の骨は、どうやってスミソニアン国立自然博物館にやってきたのかな? ■『ミュージアムにスフィンクスがやってきた』『どうして博物館に隕石が展示されたの!?』と同じ、Children & YA Booksというシリーズの1冊です。このシリーズ面白いね。■1億4500万年も前の化石は、どんな方法で、どんな人々が関わって、博物館に展示されるようになったのか。探索から展示までのお仕事紹介にもなっていて言葉遊びも愉快です ( ' ᵕ ' )♪ (2011年)2019/01/16
たまきら
22
個人的には大うけだったんですけど、オタマさんにはあんまり受けず残念。古生物学者になりたかった自分。ぜひ上野の科学博物館の絵本もほしいなあ!2017/01/06
ほんわか・かめ
19
恐竜の化石が発見され、展示という形で私たちが目にすることができるようになるまでには、たくさんの専門家の力が関わっていることがよくわかります。(積み上げ歌のような感じで、ちょっと文章はくどいですが(^_^;)) 古生物学者やキュレーターなどは思いつきますが、骨格を支える鉄枠を作る溶接工や、クレーンやトラクターを操り展示していくリガーと呼ばれる人々まで。博物館に関わる仕事は多岐にわたるのですね。また恐竜博物館に行きたくなります!〈2016/六耀社〉2022/03/17
遠い日
13
スミソニアン国立自然史博物館に、1億4500万年前の恐竜ディプロドクスが展示されるに至るまでの、その各過程の仕事に携わった人々の仕事ぶりに触れつつ語られる。仕事とはいえ多くの人の尽力による展示までの道筋。博物館で展示されているものの多くが、多分こういう経過を辿って、わたしたちの目に触れているのだろうと思うと、ありがたみが増す。右ページの積み上げ歌の要領でまとめられるディプロドクスの解説がgood。2016/09/16
おはなし会 芽ぶっく
11
ワシントンにあるスミソニアン国立美術博物館に恐竜(ディプロドクス)が展示されるまでのことが書かれている。、沢山の人たちの手があって、どんな風に関わっているかを積み上げ式で確認しながら読める。おはなし会でも読みやすいと思います。2019/06/22