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内容説明
考古学から歴史のなぞをとく旅に出発しよう。アメリカ・コロラド州の乾いた崖をのぼると、そこには、先住民プエブロ人の岩窟住居があった。…発掘作業を続けながら「世界遺産」のミステリー解明に考古学者たちが挑む。
目次
1 岩の町:メサ・ヴェルデの発見
2 メサ・ヴェルデを調査する
3 古代プエブロ人
4 すて去られたメサ・ヴェルデ
5 メサ・ヴェルデの保護
著者等紹介
フェイ,ゲイル[フェイ,ゲイル] [Fay,Gail]
1988年、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)卒業。ロサンゼルス・バプテスト中高等学校教諭を経てコピー・エディター、ノンフィクション&フィクション作家として活躍する。主に児童やYA読者に向けて社会科学や歴史、地理に関わる執筆活動をつづける
クラハト,ベンジャミン・R.[クラハト,ベンジャミンR.] [Kracht,Benjamin R.]
人類学博士。米国オクラホマ州立ノースイースタン大学チェロキー族・先住民族学科長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
21
この夏行ってきたところの本を見つけたので、オタマに「覚えてる?」と見せると「あっ!むかしのひとが住んでたとこでしょ!あつかったねえ」と記憶鮮明。レンジャーさんに説明してもらったことがきちんと書いてあって、完全に話が追えていなかったオトン大喜び。本ってありがたいなあ!2016/11/10
花林糖
12
(図書館本)先住民プエブロ人が1200年代後半まで、約650年間住んでいた岩窟遺跡について。平均寿命が30歳!2016/11/24
いくら丼
9
最初に登録された世界遺産の一つだが、発見が1888年で、国立公園登録が1906年。条件が揃わないと世界遺産にならない以上、マチュピチュ(1911年発見)などより年季があるものだなと納得した。発見年に先住民の強制同化政策の開始と言うが、力が弱まって脅威でなくなったから環境を保護し(イエローストーンの国立公園登録は1872年)、同化を始め(1888年)、その流れの中でメサ・ヴェルデもということか。1874年の写真撮影時は、時期尚早だったのかもしれない。段々畑でのトウモロコシは、南米との共通項を考えさせられる。2022/12/10
葵(あおい)
7
『ポンペイのひみつ』『兵馬俑のひみつ』に続き「世界遺産◎考古学ミステリー」シリーズ。 メサ・ヴェルデなんてこれまで全く聞いたことなかった。アメリカって、先住民がいたのに、今やもう、現在のアメリカのイメージしかない。そして、歴史というのは、過去のことも塗り替えられていくもんなんだなと思った。そして、今回の本じゃないけど、歴史とは勝者が作るものだから、敗者に関する内容は必ずしも正しくないということを心に留めておかねば。2016/04/29
たくさん
1
アメリカ大陸の先住民というのはよくわかってないものが多くてロマンがある。メサヴェルデも興味を持って調べる人がたくさんいて明らかにされていく。知らないことを知れてよかった。2015/11/21