内容説明
牛舎がない、通年昼夜放牧、自然交配、自然分娩、エサは野シバ、それが酪農業界の自然農法、山地酪農だ!“奇跡のミルク”をつくる!
目次
第1章 山地酪農と牛のしあわせ(二四時間、三六五日の自然放牧;“密飼い”と配合飼料漬けという現実;徹底した管理酪農の実態 ほか)
第2章 酪農のアウトサイダー(名ばかりの旧家で牛とともに育つ;強勉とは無縁だった少年時代;一本の映画っが生き方を決めた ほか)
第3章 導き、支えてくれた人々(支えてくれた人のおかげでいまがある;人生の師は「行動する学者」;「千年家構想」を頭にきざむ ほか)
第4章 本当の「おいしい牛乳」(生産者の顔が見える酪農;日本人はなぜマズい牛乳を飲むのか;殺菌方法が風味の良し悪しを生む ほか)
第5章 酪農維新に向けての決意(「国が農家を守ってくれる」は幻想である;森林という資源を生かす;林業と産地酪農の協業を目指す ほか)
著者等紹介
中洞正[ナカホラタダシ]
1952年岩手県宮古市生まれ。山地酪農家。東京農業大学農学部卒業。東京農業大学在学中に猶原恭爾先生が提唱する山地酪農に出会い、直接教えを受ける。卒業後、岩手県岩泉町で酪農を開始。24時間365日、畜舎に牛を戻さない通年昼夜型放牧、自然交配、自然分娩など、山地に放牧を行なうことで健康な牛を育成し、牛乳・乳製品プラントの設計・建築、商品開発、販売まで行なう中洞式山地酪農を確立した。中洞式山地酪農の普及を目指す株式会社山地酪農研究所代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。